札幌医大病院リハビリテーション室(石井清一教授)
理学療法士・大畠純一係りの研究グループは、スパイラルテーピングが
肺活量を増加させる事を突き止めた。
同テーピング効果を科学的に分析した研究報告は珍しい。
スポーツ現場で広く用いられるようになったスパイラルテープは、
筋緊張低下、疼痛軽減を目的に田中信孝全米アスレチックトレーナー
協会講師が考案した。
しかし、効果や機序について科学的な根拠が乏しく、大畠係長はテープ
の立位バランスなどの改善効果を既に学会で報告している。
同係長はテープが胸部運動改善にも関与し、呼吸機能を向上させる
可能性を予測。
運動歴の無い男子高校生を対象に肺活量に与える影響を検討した。
その結果テープ貼り付け前の肺活量は、2210〜5040mlに対し、
貼り付け後は2700〜5100ml(同3817ml)と増加。
標準偏差も 934ml〜794mlとばらつきが抑制された。
増加量の平均は338mlで、最低20ml〜最大1250mlまで増えており、
大畠係長は拡張を示し、肺の容量拡大を促進させたと話している。


